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当サイトは、当時36歳の女性(私の妻)に起こった、被告病院医療従事者の初歩的なミスが重なったことによって起こった死亡事故について、真実を伝えるために制作されました。
どうかこの記事を読んで、二度と同じ問題が繰り返されないよう、ご自身またはご家族にお気遣いください。

私の妻は2007年10月3日に被告病院で診察を受け、帰宅した翌日、子宮外妊娠の卵管破裂によるショックで救急搬送され、10月5日、子宮外妊娠の卵管破裂による出血性ショックで亡くなりました。
妻は、被告病院で診察を受ける1週間前に妊娠チェックテストで陽性反応が出た為、被告病院に診察の予約をしていました。
また、診察日の前夜に腹痛症状を訴えたので私が病院に連れて行こうかと言うと、明日病院に行くから大丈夫と言いました。腹痛もその後すぐにおさまりました。
診察を受けてきた後は、私に「診察を受けてきたけど、まだ妊娠していなかった」と伝え、私も診察を受けているのだからと安心していました。
妻は自分が正常妊娠なのか流産なのか子宮外妊娠なのか全くわかっていませんでした。
次の日私は、妻が救急搬送されたと連絡を受け被告病院へ向かいました。病院に到着し、初めに救急科の医師が私に「危ない状態である」と説明しました。モ ニター画面を見ると、妻は心臓は動いているが、瞳孔は開いた状態でした。しかし、私はその時わけがわからず錯乱状態で何も正常に考える事ができず、とにか く妻が戻ることを信じるしかありませんでした。その後、産婦人科医師がやってきて、私は彼に手術をするように頼みましたが、彼は「手術はせずにそのままに した方が良い」と答えました。しかし、救急科の医師は「望みは少ないが、今手術をした方がいい」と答え、手術をしていただきました。しかし結局、妻は翌5 日に死亡しました。死亡した際、病院からは3日の診察から死亡に至った経緯について何の説明もなく、私は妻の遺体と帰宅しました。
後に私は、国内外の産婦人科医師の方々に、診察によって得られた妻の当時の所見等について相談したところ、診察時の超音波検査のEFS腹腔出血やその他の所見、尿hCG検査の数値結果から、被告病院の診断ミスがあることがわかりました。
何名かの弁護士に妻のケースについて相談しましたが、相手が市ということもあり、引き受けて下さる方は見つかりませんでした。しかし、私は真実を明らかにするために、本人訴訟を起こす事にしました。

被告らの当初の主張は子宮外妊娠とは診断できていなかったというものでした。 しかし、私は、国内外の産婦人科医師らに意見を求めたり、様々な医学文献で、妻が子宮外妊娠の可能性が相当程度高い状況であったことを証明しました。
その後も被告らは「子宮外妊娠の危険性を予見していた」とか、「正常妊娠の可能性もあり、予見することはできなかった」などと、様々な医師らの意見書を 出しては主張を二転三転させ、挙句の果てには、妻が「被告病院の産婦人科の診療を受けるにあたり、病院の医療従事者の指示に従う意思はなく、医師の指示よ りも自己判断を重視した結果、本件事故に至った」と主張し始めました(亡き妻は何も反論できません。)。
裁判は1審では、鑑定医によって鑑定され、4年という長い年月をかけて、十分審理し尽くされた上で、被告医師の過失が認められました。
しかし、2審で被告病院は、前産婦人科医師会会長に意見書の作成を依頼し、それを提出しました。 2審の当時の裁判長は、公判日前日に提出された被告側からの意見書をその場でパラパラとめくりながら、私たちに「医師会会長が意見書を出されてますけど、 まだ何か出しますか?」と言いました。
結局、2審控訴審と最高裁で敗訴し、裁判は終わりました。

最高裁の判決が出た1週間ほど後に、被告医師から私の携帯に電話がかかってきました。 彼女は泣きながら、「奥様は悪くありませんでした。私の(被告医師)の知識不足や対応が悪かったのであり、それを言えなかったことが苦しくて、医師の仕事 を辞める事も考えました。当時から自分のミスを認めたかったが、病院幹部が(認めることに)反対したのできちんと謝ることもできなかった。」と言いまし た。
被告医師は「1審判決が出た後、控訴はしたくない」と訴えた事や、この件について、「病院側からこんな事をして困るのは先生じゃないですかと言われた」事を話しています。
私は「なぜこのことをもっと早く言ってくれなかったのですか。」と彼女に尋ねると、彼女は「裁判中は訴訟の相手に連絡をする事は禁止されている。」と言いました。
最高裁の判決の後で、当事者の被告医師から悪かったと謝罪をされても、私たちはもう裁判を起こすことはできませんし、この判決結果も、これから判例とし てずっと残ります。医師が誠実さとモラルをもって医療にあたらなければ、このような問題は解消されないでしょう。
私たちは真実を明らかにするため、二度と同じ犠牲を出さないために、この事件を公表することにしました。
本件でご協力頂いている国内外の方々へ深く感謝致します。
